日本周遊はフェリーdeクルーズの時代、か?

クルーズプラネットから、このような商品が発表された。

豪華フェリーを乗り継いで巡る
【スイートフェア】人気添乗員の嶋田亜希子と行く
瀬戸内海ナイトクルーズと京都から北海道を巡る日本列島縦断の旅8日間

https://www.cruiseplanet.co.jp/tour?id=7806

詳細はサイトのほうをじっくり見ていただきたいが、
要点は以下の通りだ。
〇東京(羽田)発 名古屋着
〇2020年9月6日発の8日間ツアー
※北九州発3日間・8日間、京都発6日間プランあり
〇せっつ(阪九フェリー)/はまなす(新日本海フェリー)/いしかり(太平洋フェリー)を乗り継ぐ
〇各フェリーのハイグレードキャビン利用
〇京都・小樽・洞爺での陸上泊3日あり
〇お値段なんと33万円
〇最大催行人数18名
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△クルーズプラネットHPより

このブログを更新している7月10日、
「Go To トラベル」キャンペーンの7月22日開始が決まった。

時事によると
当初は8月上旬の開始を見込んでいたが、前倒しする。
予約済みの旅行もキャンペーンの補助対象とする。
同事業は、旅行額のうち35%を代金の割引、15%を旅行先での買い物などに使えるクーポンとして補助する。
このうち、旅行代金の割引については22日から適用する。
クーポンは不正利用防止などの対策に時間がかかるため、9月以降に導入する。

とある。

なので33万円はちょっと、という人も
ゴートートラベルの恩恵を受ければ
お財布が助かるはずだ。

まあ、浪人的にはコロナ感染者数が拡大傾向にある時期
さらに、豪雨が九州から中日本まで襲っている現状で
このようなキャンペーンをぶち上げるのもいかがなものか、とは思うが。


実は、このようなフェリー乗り継ぎで日本周遊企画、
クルーズプラネットだけではない。

山陽地方向けではあるが読売旅行でも似たような商品が発売されていた。
【広島駅/福山駅/岡山駅発着】日本一周クルーズフェリーの旅9日間

https://www.yomiuri-ryokou.co.jp/kokunai/detail.aspx?id=19018306

こちらも詳細はサイトを見ていただきたいが、
要点をまとめると以下のようになる。
〇広島駅/福山駅/岡山駅発着8泊9日
〇2020年9月7日発
〇敦賀⇒苫小牧東(新日本海フェリー)/仙台⇒名古屋(太平洋フェリー)/大阪⇒志布志(フェリーさんふらわあ)乗り継ぎ
〇いずれもハイグレードキャビン利用
〇2~5泊目は北海道、8泊目は霧島温泉と陸上泊
〇お値段なんと22万円
〇最少催行人員20名

こちらもゴートートラベルを活用すれば
かなりのお値打ち価格になるはずだ。

以上2商品は、現在浪人が知りうるものであり、
もしかしたら他にもいろいろ発表されているかもしれない。

以前にも、フェリーを乗り継いだ日本周遊ツアーというのは存在した。
しかしここにきて、こうした商品が相次いで発表されるのは
いろんな要因があるだろう。

〇コロナ禍で大打撃を受けた旅行会社がゴートートラベルとの相乗効果を狙う
〇ダイヤモンド・プリンセスの一件でイメージが悪化したクルーズ客船に代わる商品を打ち出したい

まず思いつくのは上の二つ。
外国客船の日本発着クルーズの年内再開が極めて難しく
日本客船の国内クルーズも秋からリスタートできるかどうか不透明
という状況の中、新たな希望を見いだせるのが
フェリーdeクルーズという古くて新しいカタチの船旅だ。

古くて、と表記したのは
すでに浪人がこの旅行を『クルーズ』誌や『フェリーズ』誌で提唱し、
実際にフェリーを乗り継いで北は北海道から南は沖縄まで
先に紹介した2つのツアーよりもはるかにリーズナブルに何度も実施してきたからだ。

クルーズプラネットのツアーも浪人だったら
羽田から北九州にビューンと飛ぶんじゃなくて
7月1日から旅客取り扱いを再開したオーシャン東九フェリーで2泊3日かけて行くところ。

読売旅行のツアーも
志布志から鹿児島に移動し、
マルエーフェリーまたはマリックスラインで
那覇までトロピカル航路満喫をプラスするだろう。


だが、めでたく「フェリーdeクルーズ時代の到来だ!」と
手放しで喜ぶわけには残念ながらいかない。

というのも、ウィズコロナのフェリー旅は
以前とはかなり様相を異にしているためだ。

●ショーやイベントの中止
●サウナ使用不可
●アミューズメントコーナーやキッズコーナー、スポーツジム使用不可
●バイキングスタイルの食事提供見合わせ
などなど、これまでフェリー旅のだいご味や楽しみとして挙げられてきたことが
ことごとくできない。

9月に入って、これらが以前のように解禁されていれば問題はないが
新型コロナウィルスの感染拡大状況を見ている限り
それはちょっと厳しいのかもしれない。

つまり、秋の日本周遊フェリーdeクルーズにおいては
フェリー旅の楽しみが半減とまではいわなくとも
かなり味わえなくなっているといえるだろう。

これでは浪人が提唱してきた
真のフェリーdeクルーズのカタチには程遠い。

まあ、こうしたフェリー乗り継ぎ企画がどんどん生み出されることは歓迎すべきことだし、
何もせずのんびり洋上生活を送りたいという人には
「2020年型フェリーdeクルーズ」であっても
充分にぜいたくな旅のスタイルではある。

浪人としては「2020年型」という表現だけは
一日も早く取り去って
以前のような船旅がしたいだけである。