2つのドリームで韓国へ #10 ソウル版浦島太郎がゆく

しばらくテレビで米朝妖怪会談を見てから、ホテルの周辺を散歩することにした。
これはクァンヒムンという李朝(1392~1910年)時代の門。
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門をくぐる。
天井にはこのような文様が。
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ホテル最寄りの地下鉄の駅名は「東大門歴史文化公園」。
以前は「東大門運動場」だった。
その名残か、スポーツ用品店が多い。韓国プロ野球チームのグッズが陳列されている。
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2004年に浪人は韓国人の知り合いとここにきている。
15年前、すでにここにあったサッカー場も野球場もその用をなしていなかったが、
スタジアムは健在で、そこは風物市場という名のガラクタ市となっていた。
知人はドライブ中に聴くポンチャックのカセットを物色に来たのだ。
※2008年09月30日 フェリーで日韓中東アジア3国周遊の船旅~ソウル編
https://rohnin1966.at.webry.info/200809/article_9.html

しかしいま、ここにはスタジアムはなく、妙にエキセントリックな建造物があるだけだ。
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この妙な建物を建てるときに、李朝時代の遺跡が発見された模様。
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ここでソウルのノラを激写!
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ノラがニャーニャー鳴いているほうに行くと、
ここが競技場であったことを示すちょっとしたミュージアムがあった。
入場は無料。
撮影は禁止だが、このスタジアムで活躍し、
ドイツのブンデスリーガに渡った韓国サッカーのレジェンド・車範根(ちゃぶんくん)のコーナーや、
韓国野球との親善試合にやってきた大洋ホエールズのペナントなど、
浪人にとっては実に興味深い展示物であふれていた。
いま、ここにスタジアムがあった名残は、照明塔だけとなった・・・
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ここから北上すると、清渓川(ちょんげちょん)という川と遊歩道にさしかかる。
最後にソウルに来た14年前、ここは道路だったはずだが、
いまや遊歩道を備えるソウルのオアシスへと変身!
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ハングル文字を生んだ李朝の世宗大王の時代に整備された
「五間水門(オガンスムン)」の跡。
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東大門といえば市場。
怪しげなエリアは健在。
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セブンイレブンや屋台群の向こうに見えるは東大門。
李朝初期の14世紀末に建てられた、今やソウルのランドマークのひとつ。
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東大門からソウル城郭(漢陽都城)を見る。
こちらも1396年の建造で600年以上の歴史がある。
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東横インに戻る途中に、かつてのスタジアム跡に建てられた妙な建物のメインゲートに出る。
東大門デザインプラザ(DDP)。
今は亡きイラク人女性建築家、ザハ・ハディドによって建てられた。
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ザハ・ハディドと聞いて思い出すのは、東京五輪2002のために新しい国立競技場を立てる際、まずこの人のプランが採用された。
後に撤回され、現在の何の高揚感も沸き起こらないスタジアムとなったが
このDDPを見るにつけ、ザハ案のままだったら、どんなスタジアムになっていたのだろう、とは思う。


夕食を取りに地下鉄で明洞に来た。
ここは16年ぶりの訪問である。
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韓国といえば、食は全州に在り!
全州ビビンパの店でこちらをいただく。
1万ウォンであるが、安すぎると思える旨さ☆
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全州ビビンパの夕食を終え、外に出たのが19時10分。
まだ明るい。
パシフィックホテルの向こうに見えるのはNソウルタワー。
1988年(ソウル五輪イヤー)2月の初訪韓の際、ここにのぼったが、
当時の名前は南山ソウルタワーだった。
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明洞の屋台はおでんが飛ぶように売れていた。
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浪人は釜山ホットクの屋台でホットク2000ウォンを購入。
とてもおいしい。ホットクは釜山のが美味しい。
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明洞から東大門歴史文化公園に戻ってきた。
DDPはソウル有数の夜景スポットでもある。
日中に見るのとは別の怪しさがある。
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ホテルの近くの芝生広場は中華料理屋台が並ぶ。とてもにぎわっていた。
DDPの夜景を眺めつつ、「きのう松江や境港にいたのが、遠い昔のやうだ」と
日曜の夜をぼうっと過ごした。
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7月1日になった。7月はソウルからスタート。
安定の東横ブレックファスト。
左のカレーライスがなぜかおいしい。お代わりした。
あと、超甘~いコーヒーが韓国に来たことを感じさせる。
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日本の東横インでもよく見られる朝食光景。
やはり日本人客は多い。それも女性のひとり旅が目立った。
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朝食を食べつつ、窓の外のソウルの街並を激写。
目の前は地下鉄「東大門歴史文化公園」駅の入口。
明洞にもソウル駅にも地下鉄で1本!非常に素晴らしいロケーションだ。
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ご自由にお取りください、と日本語で書かれていたので手に取った「中央日報」。
ハングルの勉強にと読んでみたが、トップニュースは米朝の板門店怪談。会談ではなく怪談だなw
経済面はやはり、大阪のG20でもしっくりいかなかったこの面々。
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米朝の板門店怪談は、大々的に取り上げられていた。
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イヴァンカ・トランプさんとキムヨジョンさんIN板門店!
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板門店の図を使った解説も細かい。
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韓国民は「朝鮮半島も南北統一に大前進!」とヒートアップしてるかと思いきや、
この風刺画のようにかなり冷静な模様。3人とも全く違うところ向いているよね。
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朝食を終え、地下鉄でソウル駅にやってきた。
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こちらが日本植民地時代の1925年に建てられた駅舎。東京駅をモデルに建てられたという。
なお、同じ年につくられたのが東大門運動場である。
浪人が1988年に初めてソウルにやってきたとき、下り立ったのはこの駅。
2002年のFIFAワールドカップ日韓共催大会でサッカー観戦三昧のときも、ここをよく利用した。
2004年に駅としての使命を終え、いまは文化駅ソウル284となった。
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ちょうどDMZ展示会なるものを開催中。
前日に板門店であのようなこともあったばかりだし、
のぞいてみたかったが。月曜日はお休み。
実は韓国のほとんどの観光施設は月曜休。
板門店に行くDMZツアーもしかり。
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かつての駅前は、妙にホームレスの人々が段ボール敷いて眠っている姿が多い。
そのすぐ横ではシニアによる大カラオケ大会が開催中。
なんだかかつての大阪・天王寺公園の周辺っぽい。
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かつてのソウル駅高架道路が、ソウル路7017という天空遊歩道になっていた。
ここからは南大門も見える。
東大門と同じく、李朝初期の14世紀末に建てられたが、これは浪人がかつて見たものとは異なる。
というのも2008年に放火で全焼し、2016年に新しく立て直されたものだからだ。
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ソウル路7017から見る旧駅舎と現駅舎。
浪人はこれから電車に乗って小さな旅に出る。
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<つづく>
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