航海作家カナマルトモヨシの船旅人生

アクセスカウンタ

zoom RSS さらばコペンハーゲン愚連隊:コスタネオロマンチカでウラジオ&南北コリアをゆく17

<<   作成日時 : 2017/06/20 10:08   >>

ナイス ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 0

6月2日、午前9時。浪人はここにいた。
画像


コスタネオロマンチカは午前8時に着岸。
クルーズセンターで日本入国審査が行われる。
ウラジオや束草のような暴走カオスがまるで幻覚だったかのように、
船客たちは行儀よく列を作って審査を待つ。

こうして何事もなく日本帰国を果たした愚連隊。
海外旅行経験は豊富なのに、韓国は今回が初訪問だったH氏。
実は福岡県はおろか九州の土を踏むのも、今回初めてだという。

「俺が福岡について知っているのは、仕事が終わってから眠る前に見ている
『HKT48のおでかけ!』で仕入れた情報くらいですね」
例によってガイドブックも何も持たずに下船したH氏が言う。
そしてクルーズセンターにあった福岡市観光インフォメーションで
ちょっとばかりの情報収集をしていた。
画像


クルーズセンターの外に出て驚いた。
タクシーの待機列にまったく人がいない。
そこで愚連隊は先頭のタクシーに乗り込む。

よく見ると、これから自由行動をする船客たちは
博多駅あるいは天神方面行きのバス停に長蛇の列を作っていた。
どうやらタクシー代が惜しいらしい。
時は金なり。
それを知ってる愚連隊はタクシーで天神へ向かった。

その車中、H氏の情報収集工作が。
「運転手さんの意見でけっこうです、
博多で一番美味しいラーメン屋はどこですか?」

ちなみにH氏はかなりのラーメンマニア。
浪人が2005年に「フェリーズ」の企画で
「パ・リーグの野球場と美味しいラーメン屋めぐり」でフェリー乗り継ぎ旅に出かけたが、
北は札幌から南は福岡まですべてのラーメン屋チョイスをH氏にお願いしたくらいだ。

運転手さんは少し考えてから、しかし、きっぱりと言った。
「やはり、長浜ナンバーワン、でしょうね」

これでH氏とSじいのランチは決まった。
ちなみにH氏はお得意のぶらり街歩き&買い食い。
Sじいは太宰府政庁跡や水城跡めぐりと
古代のロマンに浸るひとり旅をするつもりだ。
その後、市内で合流し、長浜ナンバーワンでランチとなるそうだ。

船客がタクシーをケチったため、
予想外に早く天神に到着してしまった愚連隊。
ビックカメラの前でタクシーを降り、ここで解散。

浪人は銀行でお金をおろし、日銀前のバス停で待機
画像


こちらが浪人の乗るバス。
10時ちょうど発。
宗像大社前まで1時間ちょっとで運賃1000円。
画像

バスの車体にはこのようなものが
画像


11時過ぎ、宗像大社前に到着
画像


大社の池には、参拝者が投げる100円のエサを求めて群がる魚群。
カープカープカープ広島♪
ここは福岡だけど。
画像


宗像大社のHPより
宗像大社は天照大神の三柱の御子神をおまつりしています。
三女神のお名前は 田心姫神(たごりひめのかみ)、
湍津姫神(たぎつひめのかみ)、 市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)と申し上げ、
田心姫神は 沖津宮(おきつぐう)、湍津姫神は 中津宮(なかつぐう)、
市杵島姫神は 辺津宮 (へつぐう)におまつりされており、この三宮を総称して「宗像大社」と申します。


浪人がいるのは辺津宮の本殿である。
画像

この百人一首みたいなのはなんだろ?
画像


ご神木にサワサワする観光客
画像

画像


神様は現在、一時引っ越し中
画像

画像


それでは今回のメイン目的、神宝館に行ってみよう
画像

入館料は800円
画像


玄界灘に浮かぶ小島・沖ノ島から出土した神宝の数・8万点!
「出土神宝は、古代における我が国の対外交渉を反映する銅鏡、武器、工具、装身具、馬具、金属製雛形品、滑石製品、土器、貝製品などで質・量ともに他を凌駕し、八万点の出土品すべて国宝に指定されています。」
とHPにもある。

そのなかで浪人が最も刮目したのが、こちら。
画像

今クルーズの隠れキーワード「5月27日」を読み解く鍵となる。
さらに、察しのいい方なら、なぜ浪人がここにやってきたかもわかるだろう。

神宝館を出て、次の目的地へ向かう。
ここで宗像大社に住まうノラネコ発見!
画像

ウラジオ、束草、鎮海に続きここでもネコ写真の撮影に成功。

宗像大社から徒歩5分もかからぬ場所にある「海の道 むなかた館」。入館料は0円
画像

正式名称は「宗像市郷土文化学習交流館 海の道 むなかた館」。
宗像の歴史の流れをたどるホールです。
「海の道」をテーマに、市内の遺跡から見つかった貴重な出土品をはじめ、
「交易・交通・民衆の生活」に関する資料、世界遺産登録を進めるコーナーなどが設けられています。

【海の道 むなかた館HPより】

見学客は浪人ひとり。
館の職員の方がこのシアターに案内してくれた。
以下、同館のHPより

3Dメガネを着けて、シアター画面に臨むと、
そこは世界遺産登録の中心遺跡、海の正倉院と呼ばれる「沖ノ島」です。
ふだんは入島が許されない、神の島の神秘的な世界を音と映像でリアルに体験いただけます。


3Dメガネをかけないとこんな画像
画像

しかしメガネをかけると、沖ノ島や5月27日に行われる大祭などの様子が
きわめてリアルに眼前に広がる。

今回の隠れテーマに沿えば
本当なら沖ノ島に行かねばならない。
しかし、沖ノ島には入れない。
そこで、この施設で疑似上陸体験をするというわけだ。

シアターを出て、しばし職員の方々と談笑。
宗像大社のあと、こちらの「むなかた館」に来たことを伝えると
「ああ、ベストルートですね」
と、太鼓判をいただいた。

このおよそ1ヶ月ほど前、「宗像・沖ノ島と関連遺産群」が世界遺産候補となった。
しかし、国際記念物遺産会議(イコモス)の勧告は非情にも、
「沖ノ島周辺以外の資産は登録の価値なし」というものであった。
画像

たしかに宗像大社とは3宮一体で初めて成り立つものだから、宗像市側の落胆と不満は大きいものだ。

しかし、女人禁制・5月27日に200人に限っての参拝者を許すという
神宿る島・沖ノ島が世界遺産に指定されたとしても、
これまでの世界遺産とは異なり、観光客の大幅受け入れはできないだろう。

※宗像・沖ノ島と関連遺産群は、7月2日からクラクフ(ポーランド)で開催されるユネスコ第41世界遺産委員会で登録されることが確実。
ただし、沖ノ島以外の構成資産を除外して登録するよう勧告したことから、すべての構成資産が登録されるかどうかは不明。

「もう来月ですね、一体どうなるんでしょうね」と、
むなかた館の職員の方も心中複雑のようであった。
沖ノ島は遠くにありて思うもの、なのかもしれない。

※参考 【レポート】
沖ノ島の世界遺産登録勧告、条件付きとなった本当の理由
http://news.mynavi.jp/articles/2017/05/09/okinoshima/

バスが来るまで時間があったので、再び辺津宮へ。
ホーホケキョ!という鶯の鳴き声が大きく響く、静かな道を歩く
画像


たどりついたのが高宮斎場
画像

画像


そもそも沖ノ島と5月27日の因縁は?
こちらのサイトが簡潔に述べてくれている。
http://imagic.qee.jp/sima4/fukuoka/okinosima.html

以下、こちらのサイトから
沖ノ島に一般人(男性のみ)が立ち入ることが出来るのは、
毎年5月27日の大祭の日に限られています。
5月27日というのは日露戦争日本海海戦が開始された日で、
沖ノ島の北西近海で激しい海戦が行われたことを記念して、
戦没者の慰霊と平和を願って祭りが行われます。
参加者は希望者の中から抽選で約200人が選ばれ、
慣例に従って全員が素裸になり海水で禊(みそぎ)を行い島内へと入ります。

画像


昨日釜山から船に乗って福岡に着き、そのままここへ来ました。
そう語った浪人に「むなかた館」の職員の方々は興味津々。
「途中で沖ノ島は見えましたか?」と質問された。
画像

が、「そのころは真夜中でこちらも爆睡中でした」としか
答えることができなかったのが、大変申し訳なかった。

宗像大社前からバスで10分ほど。
その最寄りJR駅の名前がTOGO。
沖ノ島からその戦火が見えたという日本海海戦に登場する
歴史上の人物の名前と同一なのは単なる偶然なのか?
画像

東郷駅前にも世界遺産祈願が
画像


快適な列車に乗って博多駅へ向かう。東郷からは30分ほど
画像

不覚にもこの車内にある広告で、自分がいま九州にいることを思い出させられた・・・
画像

ずっと「5月27日モード」で、浪人の世界に没入して歩いてきたが、
ここでようやく現実世界に引き戻された感じだ。

駅について気がついたことがもうひとつ。
そういえば、腹が、減った(孤独のグルメ風)
駅ナカにある豚骨ラーメン屋でまずはカタ、替え玉はバリカタを頼む
画像


(続く)

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 4
ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
さらばコペンハーゲン愚連隊:コスタネオロマンチカでウラジオ&南北コリアをゆく17 航海作家カナマルトモヨシの船旅人生/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる