航海作家カナマルトモヨシの船旅人生

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help RSS 昭和40年生まれのイタリアの貴婦人「オセアニック」#1

<<   作成日時 : 2009/04/25 11:37   >>

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モナリザに別れを告げた日曜日から3日がたちました。
浪人は再び横浜にやってきました。

久しぶりに渋谷から東横線とみなとみらい線で日本大通り駅に降り立ちます。
まずは駅の真上にある日本新聞博物館へ。
友人から招待券をいただいていたので、こちらの写真展に↓
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-03-07-M_1-001-1_003.html

浪人が生まれていない時代のものから、
おぼろげに記憶のある海洋博とか
強烈に印象に残っている沖縄水産の2年連続準優勝
そして沖縄尚学の1999年および昨年と2度のセンバツ制覇
などなど、興味深い写真と資料に囲まれた1時間でした。

その後、博物館の真下にある「さくら水産」で500円の日替わりランチを。
ご飯と卵のお代わり自由でこの価格はありがたい!
この後に控えるイベントに備えて、いっぱい食べておきます。

さらに隣にあるコンビニ「スリーエフ」でお茶のペットボトル(2L)を購入。
午前中から汗ばむ陽気のこの日、そしてこれからかなり歩くことが予想されますので、
水分の補給は必須です。

さて、日本大通り駅から大さん橋に向けて歩きます。
浪人が目指したのは国際旅客ターミナルの手前にある大さん橋ふ頭ビル。
ここの1階カウンターにある自販で、
「横浜開港特別 観覧クルーズ」チケットを買います。1000円です。

京浜フェリーボートHP
http://www.keihinferry.co.jp/index.php

12:50、観覧クルーズに参加する人が全員集合します。
この日の第1便は13人が乗ります。

13:00、観覧クルーズの参加者を乗せた水上バス「ゆめはま」は出発します。
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この「ゆめはま」、浪人はさる4月5日に乗っています。

この日はPUNIPさんのアートフリマに出かけ、
3月6日に長崎で見学した「アルカディア」の絵を購入。
http://blogs.yahoo.co.jp/tim_nakins/folder/1510902.html

フリマ終了後、近くの日本丸ピアから「ゆめはま」に乗って大さん橋へ。
ちょうど六つ星客船「シルバー・ウィスパー」が停泊していたので、
船好きメンバーたちによる撮影会となりました。
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あれから17日。
今年の4月の大さん橋は実に多くの外国客船で賑わいました。
バルモラル、クリスタル・セレニティ、モナリザ・・・

水上バスを運行する京浜フェリーボートも
船上から客船を眺めるという「ご機嫌な」企画を打ち出しまして
クリスタル・セレニティの横浜来航時(4月16〜17日)には
観覧クルーズとお見送りクルーズを実施しています。

最初、きょうの観覧クルーズの予定はなかったように記憶しています。
ところが、1枚の絵が奇跡を起こしました。
詳細はこちらのブログを見ていただければ幸いです。
http://free-pad.air-nifty.com/jiyucho/2009/04/post-89cb.html

事実上、PUNIPさんが実現させたクルーズといっても過言ではありません\(◎o◎)/!

そして観覧クルーズの目標となったのが、この船!
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その名はオセアニック!
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どんな船なのか・・・。
以下はPUNIPさんのブログから。

この船はイタリアの客船会社ホーム・ラインズの北大西洋定期航路兼クルーズ船として
同じイタリアの名門アドリアティコ造船所で建造されました。(ただし船籍はパナマ)

当時画期的だったベランダ付き上級船室や後部エンジンを採用、
いまではクルーズ客船としては当たり前になっている
ブリッジと煙突との間のトップデッキに広いプール付きのリド・エリアを設け、
しかもそれが電動式のグラスルーフで開閉するという
(現在のMOPASの「にっぽん丸」にも同じようなものがあります)
ほとんどクルーズ専用船と言っていいぐらいのデザインでした。

20年後、プレミア・クルーズに売却され「スターシップ・オセアニック」という新しい船名と
「ビッグ・レッド・ボートU」のサブネームでカリブ海クルーズに就航、
さらに2000年からはプルマントゥール・クルーズに移り、
もとの「オセアニック」の名前で主に地中海水域をクルーズしていました。


それが3日前に大さん橋を去ったモナリザに代わって
新たなピースボートとして横浜に登場したのです。
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なお、総トン数3万8772トンは
ピースボートがこれまで四半世紀の間にチャーターしてきた船では
最大級のものです。

さらに1965年、昭和40年生まれの蒸気タービン船であるにもかかわらず
昨年4月末までピースボートとして活躍していた「ザ・トパーズ」や
先日の「モナリザ」などを引退に追い込んだSOLAS条約の2010年規制をクリアーしているのです。

「SOLAS 2010概略」
http://www.overseacruise.com/cruisemaniacs/column14.htm

もっと驚くべきことが、この船にはあります。
勉強不足の浪人は知らなかったことなのですが、
PUNIPさんはブログでこう書かれています。

この船の実に嬉しい部分でもあり、面白いところは
44年も前に出来上がったころと船名もそのスタイルもほとんど全くといっていいぐらい変化が無いことです。

古い船ってたいてい、その時代のニーズに合わせて改装を繰り返し、
その美しかった姿がどんどんと醜いものに変貌することが多いのですが、
この船は「完璧過ぎる」と表現していいぐらいの美しいスタイリングをしているせいなのでしょうか、
1965年当時の写真と現在の写真を較べて相違点と言えば
ブリッジ後方に球形ドームアンテナが装備されているぐらい・・・

つまり、そのアンテナを取っちゃって、煙突を黄色いホーム・ラインズのファンネルマークにすれば、
まんま、1965年の「オセアニック」になってしまうわけなんですね。


1960年代、まだライナー客船が生きていた時代、
イタリアが生んだ客船美の最高傑作で「イタリアの貴婦人」という称号をほしいままにした
オセアニックが、いま目の前にあることじたいがひょっとすると奇跡に近いことなのかもしれません。

ちなみに昭和40年って、まだ浪人は生まれていません。
また、さっき見てきた写真展の影響もあり、
「まだ沖縄がアメリカの占領下にあった時代に生まれた船かぁ〜※沖縄の返還は昭和47年5月15日」
なんてことも考えてしまいました。

さて、「ゆめはま」はベイブリッジの方角へ進んでいきます。
オセアニックとドラゴンボートのツーショット。
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いったんベイブリッジをくぐった「ゆめはま」はそこで折り返し、
再びベイブリッジをくぐって、また大さん橋に向かっていきます。
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オセアニックのお尻と大さん橋。
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大さん橋を過ぎて、みなとみらい地区へと進みます。
ちょうどレストランシップの「ロイヤルウイング」がやってきました。
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ロイヤルウイングと大さん橋とオセアニックと新生マリンタワーの図。
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飛鳥Uがいつも停泊しているバース(赤レンガ倉庫側)から眺めたオセアニック。
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さて、「ゆめはま」は再びオセアニックのお尻を通過していきます。
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しかしクルーズはまだ終わりではありません。
どんどん氷川丸の方に向けて進んでいきます。
氷川丸側から眺めたオセアニック。
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氷川丸も4月25日(まさにこのブログを書いている日ですね)、
リニューアルオープン1周年を迎えました。
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なお、「ゆめはま」にはオープンデッキだけでなく、
1階デッキからも撮影できるスペースがあります。
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こうして45分にわたる観覧クルーズは無事終了。
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「ゆめはま」ちゃん、お疲れ様でした!
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それでは次に大さん橋からオセアニックを眺めてみることにしましょう。
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(つづく)

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