航海作家カナマルトモヨシの船旅人生

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help リーダーに追加 RSS 横浜から東京までプチ船旅D〜最終回

<<   作成日時 : 2008/06/13 11:00   >>

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暮れなずむ東京湾上。
浪人はかめりあ丸船内探検をはじめた。
もともとこの日の乗客が少ない上、横浜でかなり下船したこともあり
船内はとても静かだ。

かめりあ=椿=大島のシンボル。
この船名も大島椿にちなむ。
大島椿が船内にも施されている。
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これが船底Eデッキにある2等イス席。
窓なし。外は見えない。
男性がひとり読書をしているほかは、誰一人としていない。
横浜から乗船してきた人たちも、ここを指定されているが、
東京までイスに座った人は浪人含めてゼロであった。
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浪人の席611番。
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2等室はイス席のほかに和室(座敷)がある。
数人が休んでいたので撮影は遠慮したが、
いわば典型的な雑魚寝スタイルのよく似合う座敷。
伊豆諸島から帰る釣り人が多く、船内のいたるところに大きな釣具が置かれていた。

Cデッキの案内所。なんとなく昭和の薫りがするレトロな雰囲気。
インフォメーションカウンターやフロントよりも、やはり案内所という日本語がピッタリ。
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Cデッキにあるのはレストランではなく軽食堂。
入口に貼ってあったメニュー一覧。
マンゴカレー、気になる。
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内部はかなり狭い。
24時間冷食自販もある。

ここは禁煙席。
反対側では横浜から乗船したカップルが
外の景色をながめつつ東京までずっと話し込んでいた。
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軽食の営業時間は19:00まで。
次回乗る機会があったらマンゴカレーを・・・・。
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かめりあ丸船内案内図。
これを覚えて船内探検を続行。
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かめりあ丸は、最近の長距離フェリーに乗りなれてしまうと
非常にオールドファッションに映る。
自動販売機が並ぶスペースは喫煙コーナーとなっており、
昨今のフェリーのように隔離されていないので、禁煙エリアにも煙が流れてくる。
段差も多くバリアフリーという言葉がほとんど定着していない時代の船だと感じさせる。

おそらく関西のように現代風の大型フェリーをほとんど目にすることがない東京の人のフェリーのイメージって
東海汽船のフェリーやおがさわら丸といった離島航路のものなのだろう。

缶ビールは310円。
横浜スタジアムではこのサイズが500円で売られていたので
いつもだったら「(陸に比べて)高いなあ」と思うのだが
今日に限っては「おっ、安い!」と思ってしまった。
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かめりあ丸で使用されているロープの展示。
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Bデッキから案内所のあるCデッキに降りるところにもロープ展示が。
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誰もがケータイ電話を持つ時代。
今年の1月でかめりあ丸から公衆電話が消えた。
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航路図。
これを見ないと「単なる東京湾遊覧船」に乗っている錯覚を起こすところだ。
浪人が乗っている横浜〜東京は、離島航路のほんの一部にしか過ぎない。
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伊豆諸島へいざなうポスター。
これらを見て、「そうだ、この船は伊豆諸島へ行く船だったんだ」と思い出す。
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東海汽船は高速ジェット船「セブンアイランド愛・虹・夢」の3隻を所有。
フェリーよりも割高ながらスピードもけた違い。
http://www.tokaikisen.co.jp/7island/top.shtml
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さて、再びデッキに出てみる。
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横浜出港時に「本日の竹芝桟橋到着時刻は定刻の20:00よりも10分遅れになります」というアナウンスがあった。
ところがその後、「東京湾から大型船の出港が遅れているため、20:15となります」とのこと。
出港は20分早かった(18:10)ので
1時間半のクルージングは2時間に延長。
急ぐ旅ではないし、船旅を満喫したかった浪人にとってはありがたい。

すっかり闇に包まれた東京湾。
やがて左手に羽田空港の滑走路を示す点々としたあかりがきらめき始めた。
そこに向けてジェット機がほとんど間を置かずに離発着。
その大きな機体が、小さなかめりあ丸の真上をかすめるように通過する。

大井埠頭のコンテナやクレーン群が闇夜にぼうっと浮かぶ。
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右手には不夜城のごときお台場が。
三脚持ってないし船の振動もあって、ブレブレだ〜m(__)m
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やがてレインボーブリッジに接近。
それまで静かだったかめりあ丸、急に音楽が流れ始め、
レインボーブリッジ通過をお知らせする。
Aデッキに出てくるのはほとんど横浜から乗った人々。
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THIS IS トーキョー!
ライトアップされた東京タワーが見える。
数年後には新しい東京タワー・東京スカイツリーにその役割を取って代わられてしまうが
「東京に帰ってきたんだなあ」と思わせてくれるシンボルであることに違いはない。
そしてやはりブレブレです・・・・(^^ゞ
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で、竹芝桟橋に20:15到着。
横浜から東京までJRなら600円しないし
東海道線なら30分もかからないのに
かめりあ丸だと1520円で2時間。
サイフにも時計にもやさしくないと言えばそれまでですが
鉄道にはないゼイタクな時間を過ごさせていただいたので
それも値段相応かなあと。

島から乗っていた人たちはさっさと下船。
ずっとデッキで外を眺めていた浪人は、
横浜のときと同じでまたまたしんがりをつとめてしまう。

ちょうど姉妹船「さるびあ丸」が着岸するところだった。
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竹芝桟橋ターミナル。
浪人が今しがた下りたばかりの「かめりあ丸」に乗り込む人々が待っている。
やはり釣り人多し。
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ちなみに折り返しのかめりあ丸は竹芝桟橋を22:00に出港し
23:30に横浜大桟橋に到着の予定。
東京で遊んで横浜に帰る人にとっては、
横浜到着がちょっと遅いけれども、たまにはこんな帰宅もいいのでは?

浪人は竹芝桟橋を背にして、
煌々と輝く東京タワーに向かって歩き出す。
22:00スタートのW杯予選日本VSオマーンを見るため家路を急ぐ。
横浜→東京のプチ船旅、これにて終了。
(おしまい)

※横浜〜東京の船旅が楽しめる東海汽船の東横航路
次回は6月27〜29日の運航です。
7月以降は東京湾納涼船もあるので
9月末まで東横航路の運航はない模様。
東海汽船の時刻表でご確認のほど。
http://www.tokaikisen.co.jp/ship/jikoku0805.shtml


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
この記事を読んだら、昨年乗った、「さるびあ丸」の東京湾クルーズのことを思い出しました。
いかにも離島航路といった感じの質素な船ですが、なんとも味があるんですよね。
マンゴーカレー、食べてみたいです。
PUNIP
2008/06/15 00:55
>PUNIPさん
東海汽船の客船、昨今の長距離フェリーに比べると
はっきり言ってボロなのですが
現代の施設の整った大型フェリーにはない
いい味出しているんですよね〜。
浪人はこの東横航路と東京湾納涼船しか知りませんが、
神津島から日中の海を航行する船にも乗りたくなりました(^^♪
世界の浪人
2008/06/16 10:44
いいですね(^^)是非乗りたいです!
最近、鉄道と同じで新しければいいとは思えなくなっているこの頃です。
九州だと、関西汽船「フェリーくるしま、はやとも2」もいい味出してます(^^)v
naitya2000
2008/06/16 19:26
>naitya2000さん
おでんフェリーはまた乗ってみたい航路のひとつです。
クルーズフェリーもいいですが、
生活のにおいと観光客が同居する船って
独特の雰囲気があります。
九州だとそういう航路も多いように思いますが、
いかがでしょうか?
世界の浪人
2008/06/16 23:38

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