航海作家カナマルトモヨシの船旅人生

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<<   作成日時 : 2008/05/21 16:31   >>

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大阪と釜山を結ぶパンスターライン(韓国)の新しいクルーズフェリー
「パンスターハニー」が
5月18日大阪に初来日した。

浪人はその就航を記念した企画
「パンスター・ハニーで行く韓国クルーズ3日間」に参加した。

もともとこの企画
4月13日から3日間の予定で行われるはずであった。
http://rohnin1966.at.webry.info/200804/article_1.html

ところが、パンスター・ハニーの来日が急にキャンセルとなり、
浪人も大阪行きを取りやめることを余儀なくされた。

パンスター・ハニーの4月来日がご破算となったのは
国際条約の基準を満たすための船内施設工事が一部遅れたため(WEBクルーズニュースより)
ということだそうで、
それまでは韓国南海岸の沿岸クルーズなど国内クルーズに従事していたとのこと。

そして1ヶ月が経過した5月18日、
今回は工事も終了し、大阪〜釜山間に定期運航されている「パンスター・ドリーム」がドック入りするため、
その代替としてパンスター・ハニー就航することとなったのである。



新宿を22:30に出発する大阪行き「青春ドリーム中央号」に乗る。
この深夜高速バスは往復で9310円(ネット割引)。
新幹線が片道で1万4000円ほど
同じ高速バスでも3列シートなら片道8610円(往復1万5000円ちょっと)
ということを考えると、恐ろしく安い。
4列シート(トイレ付き)、毛布やフットレストなし、だから当然か。

しかもこの日(土曜日)の大阪行きは満席。
隣の座席の人と肘があたるくらいシートは狭い。
窮屈なかっこうで一晩を過ごしつつ、大阪へ移動。
こんなしんどい思いを選択したのは
大阪〜釜山往復の基本料金が1万9800円なのに
出発地の大阪への往復旅費がそれを超えること
あるいはそれに近いことがどうしても許せなかったからである。

翌朝6:30すぎ、高速バスは無事に大阪駅に到着した。
近くのファーストフード店で軽い朝食を済ませ、
地下鉄を乗り継ぎコスモスクエア駅にたどりついたのが9:00ごろであった。
駅を出た浪人が向かったのはシーサイドコスモという
大阪港に面した緑地公園。
ここで、初来日するパンスター・ハニーを拝んでやろうというもくろみである。

それにしてもこの日曜日の大阪は暑い。
わずか5日前にクリッパー・パシフィックと
ラプソディ・オブ・ザ・シーズという2隻の客船の船内見学会が行なわれた
横浜大桟橋は鼻水が止まらないほど冬の寒さであったことを考えると
まるで別の国にやってきたような気さえする。
近くに教会があるらしく
「カランから〜ん」
と結婚を祝福する鐘の音が幾度も鳴り響く。
やや睡眠不足の浪人には
「いっちょうあがり〜」
と聴こえてしまうのであったが。

9:45、大関門を越えて1隻の客船が入港してきた。
ん、見覚えのある船体だぞ。
そう、釜山から乗客を乗せてやってきたのは
この便を最後にドック入りするパンスター・ドリームであった。
白い船体にはかなり錆色が目立つ・・・・。
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浪人、パンスター・ドリームには2度の乗船暦がある。
初乗船は就航したての2002年5月末。
日韓共催のサッカーW杯の韓国開催分のゲームチケットが数枚手に入ったので、
物珍しさも手伝って大阪発釜山行きのフェリーに飛び乗ったのだ。
それがパンスター・ドリームであった。
浪人はこの船で釜山入りし、
ウルサン、光州、水原、そして釜山と4試合を観戦したのであった。

2度目の乗船は翌年の2003年8月末。
海事プレスが出している「フェリーズ」の企画で
「フェリーで韓国周遊」をすることとなり、
パンスター・ドリームで日本を出国したのであった。

それはともかく、肝心のパンスター・ハニーはいつ来るんだろうか?
浪人はパンスターラインの日本総代理店サンスターラインの
大阪国際フェリーターミナル部に電話をかけて尋ねてみた。
「パンスター・ドリームがターミナルを離れたあと、13:00に入港の予定です」
と、女性スタッフが教えてくれた。

浪人はコスモスクエアからニュートラムに乗って隣駅のトレードセンター前へ移動。
7月8日から関西汽船(大阪〜神戸〜今治〜松山〜別府)のさんふらわあ船隊は
トレードセンター前駅に隣接するATC(アジア太平洋トレードセンター)http://www.atc-co.com/
から出入港することとなる。
その予定地を見ようというわけである。
すでにボーディングブリッジはできており、51日後の初出港までカウントダウン態勢にはいりつつあるな
という感じであった。

その写真を撮ろうと歩いていると、
浪人の鼻の頭に「べちゃ」となんだか緑と黒の混じったキツイにおいの柔らかい物体が命中した。
HATOの空爆である。
くっそ〜、ついてないなあ
浪人はポケットに入っていたティッシュで鼻の頭をこすっていたら、
目の前の海を「さんふらわあ」がゆっくりと通過していくではないか。
新ターミナル地とさんふらわあを入れたショットを思わず激写!
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ウンがついたんだなあ
思えば服じゃなくて鼻の頭でよかった、ラッキー!
と、先ほどまでのトホホな気持ちはどこへやら。
なんとも脳天気な浪人である(^_^;)

早朝に軽い朝食だけだった浪人の腹時計が鳴りだしたので、
ATCにあるファミレスでパスタをいただく。
このレストランは海に面しており、
7月8日以降はここの窓からさんふらわあのフェリーをながめつつ
食事ができることになるはずだ。
この日は、これから瀬戸内ワンナイトクルーズに出るため
大阪南港フェリーターミナルへと向かう「おれんじ8」の姿を見ることができた。
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さて、ランチを終えた浪人、
再びニュートラムでコスモスクエア駅へ戻る。
シーサイドコスモには太陽が照りつけていたが
吹き渡る風はとても爽やかで、汗ばむことはない。

そこへパンスター・ドリームが出港していった。
後で知ったのだが、
もともとは「さんふらわあくろしお」だったパンスター・ドリーム、
そのドックもさんふらわあ時代の杵柄ということで
横浜に向かったのであった。
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それから数分後、
見慣れぬカラーリングをした船体をもつ
やや小ぶりな客船が大関門を越えて入港してきた。
その姿を肉眼で見るのは初めてであったが、
「あれはパンスター・ハニー!」
と浪人にも分かった。

ハニーと名乗るだけあって
ハチミツ(HONEY)に向かって飛んでくるハチのイラストが描かれているのが特徴的。
日本の国内フェリーではまずお目にかかれない斬新なカラーリングだ。
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パンスター・ハニーはゆっくりと浪人の目の前を通り過ぎると、
やがて右に舵を取る。
そこには大阪国際フェリーターミナルがある。
12:50ごろ、パンスター・ハニーは着岸した。
それを見届けた浪人は、
パンスター・ハニーを追うようにターミナルに向かって歩き出した。
(つづく)
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